【建物管理者必見】剥落事故を未然に防ぐ「ドローン点検」のすすめ

見えていない外壁の劣化が、あなたの建物に忍び寄っています。
外壁の剥がれや浮きは、目に見える頃にはすでに深刻化していることも少なくありません。
特に築20年以上経過した建物では、適切な外壁点検と対策が求められています。
そんな今、注目されているのが「ドローン外壁点検」と「赤外線調査」です。
1.外壁の浮き・剥がれが進む原因と見えないリスク
外壁タイルやモルタルは、日々の紫外線、風雨、気温差、地震などの影響で劣化していきます。
特にコンクリートとの接着が弱くなると「浮き」が発生し、そこから水が侵入して接着力がさらに低下。
やがて「剥がれ」や「剥離」に繋がります。
問題は、これが目視では確認しづらい点にあります。
高所での点検は危険を伴い、足場を組むだけでも大きなコストがかかることから、放置されがちです。
その結果、見えないところでリスクが進行しているのです。
タイルの裏では、微細なひび割れや空洞化が進行します。
要因は複合的です。
- 熱応力:日射による膨張と夜間の収縮が毎日繰り返され、接着界面に負担
- 水分の出入り:目地やクラックから侵入した水分が温度変化で体積膨張し、浮きを助長
- 外力・振動:強風・微小地震・設備更新時の振動などが“弱い面”に集中
- 初期不良:下地処理や接着材選定のミスが、年数経過後に症状化
外観は「きれい」でも、裏側ではタイルと下地の「界面」で剥離が静かに進みます。

2.放置によって起こる5つのリスク
1.落下事故
剥がれたタイルが通行人や車に落下すれば、人的被害や損害賠償問題に直結します。
落下物は重量×高さでエネルギーが増大。小片でも致命傷となり得ます。
2.二次被害
躯体の中性化・鉄筋腐食・室内側への漏水など、補修範囲が拡大。
外壁劣化が進むと雨漏りや結露が生じ、カビや腐食の原因になり健康被害にも。
3.資産価値の低下
見た目の劣化が進行すると、入居率や売却価格にも悪影響を及ぼします。
内見時の印象悪化はもちろん、テナント離反や賃料・売却価格への影響も大きいです。
4.修繕費高額化
初期対応なら軽微な補修で済んだものが、工期も費用も膨れ上がる結果に。
仮設足場や全面改修で桁が変わることも。
5.法的責任
事故発生時、建物所有者や管理者が訴訟リスクを負うケースもあります。
管理不全の指摘や行政指導、保険・賠償交渉で不利となる可能性も。

3.解決策は?剥落防止工法を比較する
ピンニング工法
タイルに穴を開け、アンカーで固定。
強度は高いが工期とコストは重め。
- メリット:即効性・保持力
- デメリット:意匠影響・施工痕の配慮
樹脂注入工法
浮き部に樹脂を注入し、接着を回復。
コストは比較的安価で済みます。
- メリット:外観変化が少ない
- デメリット:空隙の連続性や含水状況に左右
KFタイルホールド(剥落防止くん)
タイルの上から透明の剥落防止塗膜を塗布。
意匠性を損なわず、最大10年保証。耐荷重10.9t/㎡を実現。
- メリット:意匠を保ちやすく、広範囲に適用しやすい
- デメリット:下地状態の事前確認が重要

4.他社との違い:
ドローン×赤外線診断+ワンストップ対応
では、なぜ今「剥落防止くん」に注目が集まっているのか。
その理由は、ドローン外壁点検と剥落防止工事を一括で対応できる点にあります。
足場不要で点検可能:
従来よりも短期間・低コストで診断
ドローンで高所を短時間で網羅
居住者・テナントの負担を最小化
赤外線診断で高精度可視化:
浮きや異常を数値化し、重点部位を絞り込む
報告書にて明確化
ワンストップサービス:
診断→提案→施工→報告書作成まで一括対応
建物の美観を保つ透明塗膜:
景観を崩さず、住民満足度も高評価

5.実績紹介:施工前後ビフォーアフター
実際に導入いただいた物件の一例です。
築30年/分譲マンション(5階建て)
・ドローン赤外線調査により、外壁全体の9%に浮きを発見
・KFタイルホールド施工により、外観を保ちつつ耐候性も向上

まとめ:今こそ、未来を見据えた外壁対策を
目に見えない劣化ほど、早期発見が重要です。
外壁トラブルの兆候は空から見えます。
ドローン×解析ツールによる高精度な外壁点検と、安心の剥落防止工法で、 安全と資産価値を守る一歩を踏み出してみませんか?
今なら、外壁無料診断のご相談受付中です!
まずはお気軽にご相談ください。
※タイルホールドを伴わない、外壁診断のみのご依頼については有料にてお受け致します。
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